2010年11月25日木曜日
光のカーテン
太陽の光が大好きです。
好きな瞬間、それは寒い冬の朝に分厚いカーテンを開けると差し込んで来る光に出会うときです。カーテンの隙間から洩れる柔らかい光が当たる床を見ていると、猫でなくても寝転がってしまいたくなります。差し込む光を浴びていると、自然とパワーが湧いてきて新しいことにチャレンジしなくなってきます。
植物にとって、太陽の光は生命活動に欠かせないエネルギー源です。人間にとっても同じようにメンタル的に大きなエネルギーとなりポジティブシンキングを促してくれますね。
この季節の朝の光を浴びているだけで幸せな気持ちに包まれてしまいます。
好きなことが多い方が人生楽しいし、幸せを感じる沸点が低い方が人生満たされるのではないでしょうか。
2010年11月17日水曜日
『100歳の少年と12通の手紙』
久しぶりに素敵な映画に出会いました。シネリーブル梅田で公開中の『100歳の少年と12通の手紙』です。フランス映画、しかも監督は『イブラヒムとコーランの花たち』のエリック=エマニュエル・シュミットに音楽は『シェルブールの雨傘』のミシェル・ルグランということもあり見ないわけにはいきません。
白血病の少年オスカーが1日を10年として残りの10日間で100歳まで人生を駆け抜けたというストーリーで悲しいものなのに、不思議と胸がじんわり温かくなって、涙が止まらないのに愛いっぱいに包まれて優しい気持ちになりました。素敵なのがまず色の組み合わせ方です。アクセントのピンクが気持ちをハッピーにしてくれます。ブルーは清らかな気持ちに。フランス映画は色の取り入れ方が本当に素敵ですね。オスカーとローズの空想シーンはワクワクを膨らませて夢を与えてくれます。
“人生を楽しむにはセンスが必要なんだ”
オスカーの台詞、深いですね。映画はショートトリップで別世界に運んでくれて人生にいろんなスパイスをふりかけてくれますね。
2010年11月14日日曜日
Hospices de Beaune
今年も栄光の3日間(les 3 glorieuses)が近付いてきました。ブルゴーニュ地方ボーヌで毎年11月の第3日曜日に開催されるワインオークションが行われるワイン祭りです。この時ばかりは、世界中からワイン関係者が町に集まり小さなボーヌの町は人で埋め尽くされます。
ディジョンから電車で約20分ほど南にあるボーヌは城壁に囲まれた小さな町で、駅から町の中心までも歩ける距離です。見所はオークションが開催されるHotel Dieu de Beaune ですね。ブルゴーニュ地方独特のカラフルな屋根が印象的で、この屋根を見て色調が異なりますがウィーンにあるシュテファン寺院を思い出しました。
数年前ボーヌに立ち寄った時はまだワインをかじりかけの頃だったため、町の価値も知らず駆け足でのボーヌ散策で今思うととっても残念だったのですが、短い滞在時間でも人の温かさが嬉しかったです。ディジョンまでの列車の時刻が迫る中大急ぎでのディナーだったのですが、名物のエスカルゴと赤ワイン煮込みも堪能できワインも丁寧にサービスしてもらいデザートの途中なのに時間切れのため、ほろ酔い状態で駅まで走ったことが懐かしいです。ボルドーよりブルゴーニュに魅かれるのはこの町で心地よさを感じ名残惜しさがあるからかもしれません。
ボーヌのワインを飲むと思い出と共に味わえるのがいいですね。また訪れる機会があればほろ酔いに留まらず、存分にワインを堪能するためゆっくり滞在したいですね。
2010年11月11日木曜日
温まりましょ!
冷たい季節が近付いてきました。手袋を出す前に用意しなければならないのがドイツのGlühwein(グリュヴァイン)です。
赤ワインに、オレンジピールやシナモン、アニス、グローブなどのスパイスと砂糖を入れて温めて飲まれるホットワインです。フランスのヴァン・ショーと同じですね。ドイツ各地で11月中旬頃から開かれるクリスマスマーケットでは欠かせない飲み物です。最近は日本でも簡単に作れるようにスパイスセットがありますし、Glühweinもお店で見かけるようになりました。 寒い夜には香辛料とアルコールの相乗効果で体がホカホカしてきます。甘みも適度にあるので、眠りにくい夜にも役に立ってくれます。
Glühweinが恋しくなるとクリスマスが近付いてきたことを感じさせられます。
赤ワインに、オレンジピールやシナモン、アニス、グローブなどのスパイスと砂糖を入れて温めて飲まれるホットワインです。フランスのヴァン・ショーと同じですね。ドイツ各地で11月中旬頃から開かれるクリスマスマーケットでは欠かせない飲み物です。最近は日本でも簡単に作れるようにスパイスセットがありますし、Glühweinもお店で見かけるようになりました。 寒い夜には香辛料とアルコールの相乗効果で体がホカホカしてきます。甘みも適度にあるので、眠りにくい夜にも役に立ってくれます。
Glühweinが恋しくなるとクリスマスが近付いてきたことを感じさせられます。
2010年11月10日水曜日
Je revois DUJAC
こんなに早く再び貴方にお会いできるなんて、、、DUJAC
官能的で、妖艶に誘惑してくるその艶めかしい香りはアヴェ・プレヴォーの『マノン・レスコー』のマノンを思い起こさせます。
誘惑してきたのは、シャルム・シャンベルタン‘97だったのですが、果実のほのかな甘さと柔らかな落ち着いた酸味が絶妙のバランスでした。グラスに注がれた途端に放たれる、その何とも魅惑的でエロティックな香りは、自由奔放に広まり周りの人を落としていきます。にもかかわらず味わいはピュアで繊細なのです。
そのギャップが16歳にして小悪魔的美少女としてフランス文学史上、最初の悪女、ファム・ファタルとして描かれたマノンと重なります。彼女の人物像は後の、ナナやカルメンにも大きな影響を与えたようです。
男性ならずともマノンならぬデュジャック香には注意しないといけないのかもしれませんね。。。
2010年11月8日月曜日
ピューターの温もり
久しぶりに訪れた宝塚にある小さなアンティークショップ、いつも素敵な出会いが待っています。
目に留まったのは、葡萄の葉をあしらった可愛らしい錫(すず)のプレートでした。
ピューターは錫を主成分として、これにアンモチンと銅を加えて調整した低融点合金で青灰色をしています。色に不思議な味わいがあり、加工しやすいという特徴からも分かるように少し歪(いびつ)で一点、一点異なる完璧ではない形にも温かみが感じられます。熱伝導率に優れているためビアマグや、湯呑などの製品の人気が高いようです。
今回購入したのはミニプレートですが、サイズとモチーフがワインのコルク置きにピッタリです。ボトルを開けた時にコルクも横に添えてあげると、眺めているだけで味わいにも変化が出てくるような気がしてきます。イオン効果が高く、水やお茶もまろやかに変化させる効果があるというピューター。ワインもピューターグラスで飲んでみるとどのように変化するのか楽しみですね。
2010年11月7日日曜日
若かりし君
なぜかご縁のあるニュイ・サン・ジョルジュ、外で頂く機会が多いです。
コート・ド・ニュイの最も南に位置するこの村は特級畑こそありませんが、一級畑は他のどこよりも多いのが特徴ですね。南北に地区が別れているため、同じニュイ・サン・ジョルジュのワインでも香りや味わいのニュアンスの違いが広い地区ならではの面白さがあります。
ライヤールは、DRCで長年働いていた両親を持ち、また自らもDRCで働きその後もさまざまなネゴシアンで働いた後、現在著名なボーヌの醸造学校で教鞭を取っているという彼のワイン、酸味は落ち着いてきているもののまだフレッシュさが残る優等生的な奇麗な味わいで、これからの変化が期待できると感じられます。こういう将来性のあるワインはゆっくり見守って2年後、3年後にまたお会いしたいですね。
ワインも人間と同じで今だけの姿ではなく将来の変化を楽しめるのが素敵ですね。
2010年11月4日木曜日
朝の歓び
コーヒーの豆を挽く目覚まし時計代わりの心地よい騒音と、広がる豆の苦みのある香り、少しずつ頭も働きだします。お湯が沸き、ペーパーフィルターに少しずつお湯を注ぐと豆がフワッと膨らみだし、美味しくなりますようにと愛も一緒に注ぎます。
毎朝同じように繰り返しているのですが、それでも楽しめるのが不思議です。豆を変えてみる、ミルクの割合を多めにしてみる、思い切ってブラックにする、クロワッサンをパン・オ・ショコラにバージョンアップするetc...明日も、そしてまた次の明日も朝の楽しみがたくさん待っています。
小さな小さな歓びですが、朝の歓びは生きることの歓びに繋がるのではないでしょうか。
2010年11月3日水曜日
ワインとアロマの美味しい関係
んー、ついに出会ってしまいました、理想の人に。君の名はデュジャック。
放たれる甘美な香りにノックダウン。
優しい優しい聖母のような清らかさと愛を感じられる香りからは、ラファエロの『テンピの聖母』の画が浮かんできます。
アロマテラピーは五感の一つである香りを感じることで、自律神経に働きかけ心身のバランスを整える効果があると言われています。アロマの効果と同様、ワインの香りにも癒しの効果があるのかもしれません。デュジャック香のオイルなんてあったりしたら、毎日夢見心地になってとろけてしまいそうですね。
2010年11月2日火曜日
Carla Bruni に合わせて
数年前にパリで購入してきたカーラ・ブルーニの 『comme si de rien n'etait』。
今やニコラ・サルコジ大統領夫人となり、日本ではその知名度の方が高いかもしれませんが、フランスでは立派な現役アーティストです。
耳に心地よい彼女の歌声を聴いていると、飲みたくなったのが柔らかいピノ・ノワールです。
彼女の奏でるギターの音色に少しかすれたハスキーな声に、ピノ・ノワールのモーヴな色合い、優しく口に広がる落ち着いた果実味が素敵なマリアージュとなっていきます。
こんな素敵な音楽には、お料理がなくても優しく味わえるワインが心地よい時間へと誘ってくれるのではないでしょうか。
2010年11月1日月曜日
ワインと出会った日
大人の女性に憧れていた十数年前、ヒールのパンプス、香水、赤ワインは大人の入り口のように思っていました。
背伸びしたがっていた私はお気に入りのイタリアンのお店でボージョレに出会ったのです。
初めて自分で注文したワインは、瑞々しくフルーティーで、無理せず美味しいと思えました。
美味しく飲めたことで大人になれたような気がしました。
今年もそんな季節が近付いて来ましたね。
数年前までは新酒はボージョレだけのものと思われていましたが、イタリア、ドイツ、フランスのその他の地域のものも広まってきましたね。
ボージョレは新酒のイメージが強いので、軽くフルーティーだと思われがちですが、村名ワインになると味わいも濃くジャムのような香りがします。
素敵な出会いになったり、裏切られたりとワインと恋愛は似ていのかもしれません。
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